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VOICE 15. | 2014.August | Motofumi “POGGY” KOGI × Hiroshi Doiji × Gaku Sakomura

VOICE 15.  |  2014.August  |  小木“POGGY”基史 ユネイテッドアローズ バイヤー ユナイテッドアローズ & サンズ ディレクター X 土井地 博 ビームス コミュニケーションディレクター X 迫村 岳 ワイルドライフテーラー ディレクター ビオトープ ディレクター

Text_Yasuyuki Ouchi

 

 

 

 

丸の内ハウスのフロアテーマには、“音楽、アート、ファッションとの融合”がある。これまでも、レストランゾーンでありながら数多のDJを迎え音楽とリンクし、様々なアートイベントも開催してきた。そして昨年9月より、ファッションと丸の内ハウスとの関係性をより深めるファッションナイト「PEACEFUL JOURNEY(以下PJ)」が始動。オーガナイザーに岡沢高宏氏を迎えて、東京のファッションシーンが集結するレギュラーパーティを開催している。 今回のゲストは、その「PJ」を岡沢氏と共に立ち上げ、第1回からサポートする、ビームスの土井地博さん、ユネイテッドアローズの小木“POGGY”基史さん、アダム エ ロペ ワイルド ライフ テーラーの迫村岳さんの3人だ。

 

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オーガナイザーの岡沢氏とセレクトショプの重鎮たちによる約半年の構想期間を経て「PJ」が誕生。まずはユネイテッドアローズの小木さんに声が掛かったという。

 

小木「正直、丸の内という街自体にあまり詳しくなかったですし、丸の内ハウスもウチの栗野(ユネイテッドアローズ クリエイティブディレクション担当 上級顧問 栗野宏文氏(VOICE第11回ゲスト))がDJをするときくらいにしか訪れたことがなかったので、はじめは「何をすれば良いのだろうか」という感じでしたね。その後、同じセレクトショップのメンバーが増えるにつれて、「これなら面白いことができそうだ」と…」

 

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土井地「僕も丸の内はサラリーマンとOLの街という印象しかなかったのですが、2002年にお店がオープンしてから5年、10年と経つ中で「(いい意味で)何か様子が違うぞ」と感じるようになってきました。原宿や渋谷にはない、何か新しいカルチャーが生まれる雰囲気もありましたね。岡沢さんからお話をいただいたのも、そういったタイミングだったでので、「面白いことができるだろうな」という感覚はありました」

 

 

 

そして昨年9月に「PEACEFUL JOURNEY vol.1」を開催。フロアでのパーティはもちろん、ライブラリスペースではオールデンをテーマにした“FASHION TALK”も催された。

 

小木「1回目の「PJ」で行ったトークショーが、かなりの反響を呼んだので、それで少し手応えを得ました。今思うと、1回目を開催するまでは不安でしたね」

 

土井地「確かに不安だったよね。原宿、渋谷から見て遠いよう感じる丸の内ですが、電車に乗ってしまえば以外と近いので、1回目の「PJ」に来たビームスのスタッフたちも、その後も丸の内ハウスに足を運ぶようになってくれました」

 

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迫村「この界隈のお店で働くスタッフたちが、丸の内ハウスの存在を知ることで、仕事の後にも遊べる場所ができましたよね。それはスタッフだけでなく、お客様にも同様で、買い物していただいた後に、食事などをオススメできる場所ができたことがいいですよね。初めて「PJ」を開催したことで、もっとたくさんの人に丸の内ハウスを知ってもらえるようにアナウンスして行こうと感じました」

 

 

岡沢「1回目の「PJ」では、3人がスタッフをたくさん呼んでくれて盛り上がりました。客観的に見ていて、20代から30代前半くらいの若いファッション関係者たちに、丸の内ハウスのような場所があることを知ってもらえるキッカケになったのではないかと思います。やはり若いファッション関係者たちは新しい場所を求めているし、敏感で反応も早いです。渋谷、原宿、青山といったトレンドが繰り返されるだけの街とは違う、新しいスポットに導かれたと感じてもらえていたら嬉しいですよね」

 

 

 

その2ヶ月後の11月には「PEACEFUL JOURNEY vol.2」を開催。この回では、ワイルド ライフ テーラーの期間限定ショップをライブラリスペースにオープンさせている。

 

迫村「すごく反響がありましたね。丸の内仲通りのショップもオープンして間もなかったので、プロモーションにもなりましたし、ビームスやユナイテッドアローズのスタッフもお店に来てくれたので、スタッフ間の横の繋がりもできました」

 

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小木「ワイルド ライフ テーラーって個性的で面白いスタッフが多いよね(笑)。昔はもっとショップスタッフ同士が交流するイベントも多かったのに、今はあまりないのが残念です。実はそういった交流が、それぞれのショップを刺激し合いながら高めていくキッカケにもなるのですが」

 

 

 

土井地「丸の内という街もこのハウスも女性が多いので、スタッフでもお客様でも、他のエリアとは少し違った感度の高い東京ならではの交流が生まれているように感じましたね」

 

 

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